Tensegrity tower
川口(健)研究室/今井研究室
川口(健)研究室/今井研究室


Truncated pentagonal pyramid frame
テンセグリティシステムは圧縮材が浮遊しているような独特の外観と軽量構造への応用の可能性が知られていたが、張力バランスの制御が複雑なため実際の建築構造物に利用された例は無かった。我々は基本的なテンセグリティ構造システムの構造挙動と張力導入を詳細に調査し、テンセグリティを実構造物を支える架構として応用することに世界で初めて成功した(White RhinoⅠ)。本White RhinoⅡでは、よりアート性を高めたテンセグリティ・タワーと五角錐台型架構を設計し人力のみによる張力導入によって建設することに成功している。内部は柏コモンスペースとして活用されると同時に川口研究室(空間構造工学)及び今井研究室(空間システム工学)による架構のモニタリングが継続されている。