最新の研究
最新の研究
EV充電から解放、走り続けられるモビリティ社会像を提示――市街地で「無限走行」を実現させる走行中ワイヤレス給電の最適配置――
EV充電から解放、走り続けられるモビリティ社会像を提示――市街地で「無限走行」を実現させる走行中ワイヤレス給電の最適配置――

EV充電から解放、走り続けられるモビリティ社会像を提示(1200_800).jpg

電気自動車(EV)の普及を妨げていた短い航続距離と長い充電時間の課題に対し、東京大学 生産技術研究所の本間 裕大 准教授らの研究チームは、市街地における電気自動車(EV)の無限走行を実現するためのワイヤレス給電システム(DWPT)の最適配置を、数理最適化と詳細な交通シミュレーションに基づき精緻に導出しました。
埼玉県川越市を対象に解析した結果、全道路長約150kmの1.6%未満(2,359m)にDWPTを敷設するだけで、EVが充電待ちなしに市内全体を移動できることが判明しました。
交通量や信号停止時間に応じた設置戦略を示し、信号パターンや待ち行列の変動を反映した最先端の数理モデルで、WPTSが都市部における低炭素モビリティの要となることを提言します。