【報告】第一回 化学が拓く もしかする未来 ~5年後のみんなの研究 30年後のみんなの環境~ を開催(開催日:2022/3/22)
3月22日(火)、第一回 化学が拓く もしかする未来 ~5年後のみんなの研究 30年後のみんなの環境~が、本所An棟コンベンションホールとオンラインでのハイブリッド形式にて開催された。本イベントは、環境の将来を変える可能性がある科学技術のいくつかの例を本所の教員が紹介した後、パネルディスカッションを行い、参加者をまじえて30年後の環境を考える機会をつくることを目的としている。本イベントには、小・中・高校生を主として、学校関係者に加え、大学生、社会人など幅広い層から、現地参加とオンライン参加をあわせて計約100名が参加し、大変盛況な会となった。
本所 杉原 加織 講師の司会で進められ、まず本所 藤岡 洋 教授の開会挨拶に始まり、本所 吉江 尚子 教授が「環境に優しいプラスチックをつくる」と題した講演を行った。その後、本所 南 豪 准教授による「環境中の小さい分子・イオンをその場で見分ける」と題した講演に続き、本所 立間 徹 教授による「光で住みよい環境にする」という題目での講演と、本所 小倉 賢 教授による「触媒でキレイな大気をつくる」というタイトルでの講演が行われた。全ての講演終了後にはパネルディスカッションを行い、現地参加の中高生やオンライン上の参加者からの講演内容や今後の環境に関して活発な質問を受け、環境に関連する今後の科学技術の発展などについての議論を行った。
本イベントは、参加者の6割ほどが小・中・高校生であり、今後の我が国を支える皆さんにとって、工学や科学技術に対して興味・関心を深めてもらえる場になったのであれば幸いである。
(物質・環境系部門 准教授 砂田 祐輔)
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