2022年11月23日(水・祝)、東京大学グローバルサイエンスキャンパス(UTokyoGSC)*¹の三期生・四期生合同成果発表会が開催された。UTokyoGSCは、グローバルな視点に立って未来社会をデザインできる革新的な科学技術人材を育成する、高校生を対象とした二段階のプログラムである。第一段階では、STEAM型ワークショップ等を通して研究計画を練り、第二段階では、本学の研究室にて高校生自らが研究活動を行うものとなっている。
成果発表会は、本所 コンベンションホールで行われ、本所 岡部 徹 所長の開会挨拶に始まり、三期生20名が研究成果を、四期生37名が研究計画を発表した。第二段階で研究を行った三期生は、JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)主催のGSC(グローバルサイエンスキャンパス)全国受講生研究発表会で最優秀にあたる文部科学大臣賞を受賞した者がいるなど、非常にハイレベルな口頭発表であり、参加した教員からは「いずれも大学院生の発表のようであった」と高い評価を受けた。また、第一段階で研究計画を練った四期生は、ポスター発表を行い、本学 各研究科や本所 次世代育成オフィスの教員からアドバイスを受けた。発表の合間には、中学生を対象とした本学 ジュニアドクター育成塾*²との交流会も行われ、高校生が自身の研究を中学生に分かりやすく紹介した。
発表会の様子は、オンラインでも配信され、100名近い関係者の皆様にご視聴をいただいた。研究指導をいただいた皆様、当日講評をいただいた皆様、ご視聴いただいた皆様に感謝申し上げる。
*¹・²:JSTの受託事業(次世代人材育成事業)
(次世代育成オフィス 室長・教授 大島 まり、准教授 川越 至桜、学術専門職員 志水 正敏)
受講生全員が集まる初めての機会となった
左から、高校生が熱心に口頭発表する様子、ポスター発表における意見交換の様子、ジュニアドクター育成塾の中学生と交流の様子