UTokyo Design School(東京大学デザインスクール)*は、東京大学生産技術研究所DLXが培ってきた最先端の研究知と豊富なデザイン教育メソッドを結集した、最高峰の社会人向け教育プログラムです。ビジネス環境が大きく変化するなか、複雑化する社会と発展する科学技術を深く理解し、それらを掛け合わせることで、革新的なプロダクト・建築・サービス・システム・制度などを実現できる人材が求められています。本スクールは、人々の生活を豊かにするために潜在的な課題を発見し、その創造的な解決策を具現化し普及させるという、広い意味での「デザイン」を可能にするスキルセット・マインドセットの習得を目指します。
*留意事項
本プログラムは、東京大学生産技術研究所が提供する、社会人新能力構築支援(NExT)教育プログラム「デザインスクール」です。正課の授業や履修証明プログラムではありませんが、所定の研修プログラムを修めて目的を達成したと認められた方には、修了証書を授与します。
以下は、藤井 輝夫(第31代 東京大学総長)からのメッセージです。
東京大学は、生産技術研究所による新しい社会人教育プログラム「UTokyo Design School」を2024年9月にスタートします。
ますます複雑かつ不安定さを増している現代社会においては、気候変動などの地球規模の課題に率先して取り組む未来の変革者が求められています。本スクールは、ビジネスそして社会において新たな価値を自ら創造できる人材を育成するために設立されました。
デザインとは、単に見た目や形を整えることではありません。人々の生活を豊かにするために、潜在的な課題を発見し、その創造的な解決策を具現化し、それを普及させるプロセスです。本スクールでは、デザインを核として、ビジネスと学術と社会を結びつけて未来を形作るクリエーターやイノベーターを育成します。デザイン経験の有無にかかわらず、さまざまなフィールドの社会人の皆さんを歓迎します。この場での学びや経験を活かして、皆さんがそれぞれのフィールドで活躍され、新たな価値を生み出していかれることを心から期待します。
1. プログラム
フロンティアトーク
領域を越境しながら活躍するデザイナー・アーティスト・研究者・実業家を呼び、プロジェクトの背景にある「デザイン駆動」の思想を探るオムニバストーク。
デザインスタジオ
東京大学が培ってきたデザインシンキングメソッドを、経験豊富な講師陣/デザイナーによるサポートのもと、演習形式で学ぶハンズオンプログラム。
ラボツアー
東京大学生産技術研究所(駒場キャンパス・柏キャンパス)にて、様々な最先端の研究内容に触れ、技術やその背景にある社会変化を俯瞰するツアー。
2. 実施スケジュール
2024年9月28日~12月14日(全12週間)
原則は土曜日9:30~17:00と火曜日17:30~20:00を予定
※2025年1月末頃に成果報告会を予定しています。
3. 講師
- Miles Pennington、山中俊治、筧康明、今井公太郎、豊田啓介・他東京大学教授陣多数登壇
- 鷲田祐一、田川欣哉、Yoon Bahk、Allison Rowe、vHM・他ゲスト講師多数
(※講師一覧は資料をご覧ください。)
4. 対象とする受講生
本スクールは、新たな価値を創造する意欲を持った全ての人に向けたもので、民間企業・行政・教育研究機関・コンサルタントなど、幅広い分野の社会人を対象としています。大学学部卒業相当の学力を有することを条件とします。デザイン実務経験の有無は問いません。
5. 会場
6. 詳細・お申込み・お問い合わせ
申請フローをご確認ください。
7. オンライン説明会
第1回
- 2024年7月19日(金)17:00-17:45
- オンライン(Zoomを予定)*リンクは参加者の皆様に開催前に配信します。
終了しました。
第2回
- 2024年7月29日(月)17:00-17:50
- オンライン(Zoomを予定)*リンクは参加者の皆様に開催前に配信します。
第1回(7月19日)と同じ内容です。
スクールの内容について説明を行い、また参加者の皆様との質疑応答を行います。参加を検討している方や内容に関心のある方、また企業のご担当者で参加者の派遣を検討している方などを対象とします。お気軽にご参加いただけますと幸いです。
※一社から複数名のご参加も可能です。(お申込みはお手数ですが、おひとりずつお願いいたします。)
お申込み◎ https://utds2-2024-0729.peatix.com/
8. UTokyo Design Schoolの背景と目的
東京大学生産技術研究所の「価値創造デザイン推進基盤(DLX)」は、2017年の設立以来、大学内のさまざまな研究室に眠る技術や知識にデザイン視点を取り入れることで、人々の生活を豊かにするプロダクトやサービスのプロトタイプを数多く制作してきました。そして、そのような視点や手法を本学の学生に教えるために「価値創造デザイン人材育成研究機構」を設立し、幅広い「デザイン×学術」教育を講義や演習を通じて提供するとともに、人材育成の方法論を築いてきました。さらに社会人向けの「DLXデザインアカデミー」では、多くのデザイン・イノベーション教育プログラムを実施し、好評を博しています。
これらの活動で培った人材育成のノウハウを結集したのが「UTokyo Design School」です。最先端の研究現場に触れ、第一線の実践者や専門家と対話し、自ら手を動かしながら共に学ぶことで、広い意味での「デザイン」によって未来を変革する人材が続々と輩出されることを目指しています。
9. パンフレット
申込み等詳細は以下の資料(パンフレット)をご覧ください