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【報告】3rd International Joint Student Seminar on One Health, One World (OHOW)(開催日:2024/8/6~8)

 本学 ワンヘルス・ワンワールド連携研究機構(OHOW)は、8月6日(火)-8日(木)に3rd International Joint Student Seminar on One Health, One Worldを、タイ王国のアジア工科大学院(Asian Institute of Technology: AIT)で、昨年に引き続き対面にて開催した。

 AITのProf. Sangam Shrestha工学部長の挨拶ののち、本所 本間 裕大 研究室 羽佐田 紘之 特任助教、AITのProf. Vilas Nitivattananon、AITのProf. Pennung Warnitchai (本学 工学部土木工学科出身)の3名による招待講演、日本から15名、タイから15名、合計30名の学生による口頭発表が2日間にわたって行われた。15分の持ち時間の中で皆工夫して他分野の聴衆にもよく分かる素晴らしい発表がなされ、議論も活発に行った。4名の教員によるレビューの結果、5名の学生に優秀発表賞、1名の学生に優秀議論賞がそれぞれ授与された。60名ほどの参加者の国籍は、日本、中国、タイ、ミャンマー、フィリピン、インド、パキスタン、スリランカ、ガーナ、ナイジェリア、エチオピア、フランス、ニュージーランド、と13カ国に上り、男女比はほぼ均等であった。

 3日目は、バンコクの北60kmにある古都アユタヤに位置し、ダムによらないチャオプラヤ川の9つの洪水対策の一つとして実施されているBang Ban-Bang Saiプロジェクトの建設現場を見学した。AITのOBであるタイ王立灌漑局(RID)の職員からの説明を受け、実際の建設現場を目の当たりにして、セミナーとは一味違う新鮮味があったようで、学生からはたくさんの質問が出た。また国立歴史博物館、仏教寺院であるワット ヤイチャイモンコンを見学した。AIT、本所、芝浦工業大学、北海道大学から参加した学生は、このセミナーと現場見学会を経験し、本機構が対象とするヒト・動物・地球環境から社会が直面している様々なリスクについて理解するとともに、これらに対応するために関連学術分野を総合的・協調的に発展させるための有意義な議論を行った。

 (ワンヘルス・ワンワールド連携研究機構 機構長・教授 竹内 渉)

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左から、Shrestha工学部長による挨拶、羽佐田特任助教、Prof. Nitivattananon、Prof. Warnitchaiによる招待講演

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左から、セミナー集合写真、Technical tour at Bang Ban-Bang Sai プロジェクト建設現場見学の様子

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左から、アユタヤでの昼食の様子、Wat Yai Chyaiyamongkhon 寺院での集合写真

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