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【報告】UTmobIフォーラムを開催 (開催日:2025/1/22)

 1月22日(水)に、東京大学モビリティ・イノベーション連携機構(UTmobI)の研究活動報告会としてUTmobIフォーラムが本学 柏の葉キャンパス駅前サテライト及びオンラインのハイブリッド形式で開催された。今年度はUTmobIが連携協定を結ぶ一般財団法人 日本自動車研究所(JARI)と国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研、AIST)とのコラボレーションで実施し、3つの研究所から、自動運転やデータ連携などの最新の技術を活用した、都市と人が協奏するスマートモビリティの実現を目指す研究活動が紹介された。

 最初に本所 年吉 洋 所長・教授とJARI 鎌田 実 所長・本学名誉教授の開催挨拶の後、UTmobl 須田 義大 機構長・本所教授より「新たなモビリティ社会に向けたモビリティ・イノベーション」、JARI 北島 創 研究グループ長より「事故死者ゼロ・自由で便利なモビリティ社会実現に向けた JARI の取組み~自動運転の高度化に資する安全性評価手法とデジタル評価環境の開発~」と題した講演が行われた。昼休憩の際には、現地での出席者にむけて自動運転バスの試乗が実施された。午後の部は、AIST 橋本 尚久 研究チーム長より「自動運転に関する取り組み紹介-車内乗客安全や車外 HMI の検討について」、本学 情報理工学系研究科 伊藤 昌毅 准教授より「交通データ分析が導く熊本の交通イノベーション」、JARI 谷川 浩 研究主幹より、「自動運転に必要な安全性を如何に確保するか~L4 社会実装における安全設計・評価の主要課題と JARI の取り組み~」、AIST 佐藤 稔久 室長より「移動と Well-being の関係性とこれらへの影響要因」、本学 情報理工学系研究科 Ehsan Javanmardi 特任助教より「自動運転における V2X 協調認識:最新の進展と課題」と題した講演が行われた。最後は、佐藤室長の挨拶で幕を閉じた。

 本フォーラムの現地参加者は60名、オンライン参加者は100名にのぼり、大盛況であった。ご協力・ご支援を頂いた登壇者、ご参加を頂きました皆様に感謝を申し上げます。                       

(次世代モビリティ研究センター 副センター長・教授 中野 公彦)

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左から、年吉所長と鎌田所長による開催挨拶、佐藤室長による講演

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左から、自動運転バスの試乗の様子、須田機構長による講演

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