2022.04.08 トピックス 岡部 徹 教授が東レ科学技術賞を受賞 #東大生研 教授、所長の 岡部 徹 先生が、第62回(令和3年度)東レ科学技術賞を受賞されました。岡部 先生は、35年以上にわたって一貫して、チタンをはじめとするレアメタルの精錬やリサイクルに関する研究に取り組んでこられました。この度は、「レアメタルの環境調和型リサイクル技術の開発」に関する先駆的な研究業績が認められ、本賞が授与されました。
2022.04.07 プレスリリース 【共同発表】光と加熱で、金属と絶縁体を行ったり来たり-高性能な光応答イットリウム化合物薄膜を世界で初めて作製-(発表主体:東京工業大学) 東京工業大学 物質理工学院 応用化学系の清水亮太 准教授、小松遊 矢 大学院生(博士後期課程2年)、 #東大生研 のビルデマーカス 特任教授、福谷克之 教授らの共同研究グループは、イットリウム酸水素化物のエピタキシャル薄膜に紫外光を照射すると、電気抵抗が7桁以上減少し、温度依存性が金属状態になることを発見しました。また、紫外光照射と加熱により、絶縁体状態と金属状態の変換を繰り返す事に成功しました。本研究の成果を活用することで、高性能な光メモリ・スマートウィンドウ等のデバイス応用につながります。
2022.04.04 プレスリリース 【記者発表】東京大学 生産技術研究所と日立製作所が「ビッグデータ価値協創プラットフォーム工学」社会連携研究部門を設置~両者のもつ先端的技術によりビッグデータを活用し、社会課題の解決を推進~ #東大生研 と株式会社日立製作所は、2022年4月1日に「ビッグデータ価値協創プラットフォーム工学」社会連携研究部門を設置いたしました。東大生研と日立の双方が持つ英知を結集し、ビッグデータ解析基盤などの先端的情報技術を礎として、データプラットフォームによる社会課題の解決を推進し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
2022.03.31 プレスリリース 【共同発表】日本初!「食べられる培養肉」 の作製に成功 肉本来の味や食感を持つ 「培養ステーキ肉」 の実用化に向けて前進(発表主体:大学院情報理工学系研究科) 東京大学 大学院情報理工学系研究科の竹内 昌治 教授( #東大生研 特任教授 [学内クロス・アポイントメント])の研究グループと日清食品ホールディングス株式会社は、「食べられる培養肉」の作製に日本で初めて成功しました。
2022.03.30 プレスリリース 【記者発表】トポロジカル材料を力で操る~分子の形とねじれを制御する、独自の分子モデルで解明~ #東大生研 の高江 恭平 特任講師、名古屋大学 大学院理学研究科の川﨑 猛史 講師の研究グループは、らせん状や渦巻き状など鏡像と重ならない複数の構造を示す「トポロジカル材料」の相転移を制御するモデルを新たに提案し、トポロジカル材料の相転移で力を生み出せること、力で相転移を制御できることを明らかにしました。この結果は、電気・磁気のみならず、力学的にも機能を発揮するトポロジカル材料を設計する基礎的な物理原理を提供するものであり、アクチュエータや圧電素子などへの応用が期待されます。
2022.03.24 トピックス 科学技術を用いて国際貢献ができる人材の育成を支援~Continental UTokyo-IIS Global Engineering Fellowship~[UTokyo-IIS Bulletin Vol.9] 2021年秋、#東大生研 とコンチネンタル・ジャパン は「第1回Continental UTokyo-IIS Global Engineering Fellowship」の受賞者を発表しました。同奨学金は、コンチネンタル・ジャパンから研究結果を通じて国際貢献を目指す #東大生研 大学院生に贈られます。同奨学金の創設を記念し2021年10月28日、受賞者が参加する鼎談を開催し、それぞれの研究内容や今後の国際貢献に対する意気込みを語ってもらいました。
2022.03.22 イベント 【終了】「2050 年に向けた日本のエネルギー需給」研究委員会 「2050 年のエネルギーと社会:そして前に進むために」2022 年度第 1 回シンポジウム(第 15 回ESI シンポジウム)開催 (開催日:2022/4/22)
2022.03.18 プレスリリース 【共同発表】セラミックス焼結のメカニズムを原子レベルで解明~粒界構造制御による新しい材料設計指針へ~(発表主体:大学院工学系研究科) 東京大学 大学院工学系研究科附属総合研究機構の幾原 雄一 教授、柴田 直哉 教授、馮 斌 特任准教授、魏 家科 客員研究員および #東大生研 の栃木 栄太 准教授のグループは、原子分解能の最先端走査透過型電子顕微鏡(STEM)と電子ビーム照射を組み合わせ、セラミックスの焼結のメカニズムを原子レベルで明らかにしました。焼結は粒界移動を伴うが、粒界移動のメカニズムが、粒界の種類(特殊粒界と一般粒界)によって全く異なることをはじめて実証しました。本発見により、焼結メカニズムや高温・応力下での変形挙動のメカニズムが明らかになり、最適合成条件、劣化挙動や寿命の予測など材料設計に有用な指針獲得が期待できます。