【共同発表】脆いセラミックス同士を組み合わせると 壊れずに変形するようになる現象を発見――強靭なセラミックス材料開発のための新たな設計指針を提案――(発表主体:大学院工学系研究科)
東京大学 大学院工学系研究科の吉田 英弘 教授、増田 紘士 講師、青木 勇太 大学院生、 #東大生研の栃木 栄太 准教授らによる研究グループは、脆くて壊れやすい高強度セラミックス同士を組み合わせて、微細な界面を形成することで、壊れず変形するようになる現象を発見しました。微細な界面の導入によって転位の運動が促進されるという、セラミックスの新たな変形メカニズムが見出されました。セラミックスの弱点である「脆さ」を克服することで、構造材料分野で大幅な用途拡大が期待されます。