2019.12.19 プレスリリース 【共同発表】リンパ組織修復の定量的モデリング -免疫能低下の改善に向けた数理と実験のコラボレーション-(発表主体:理化学研究所) 理研 生命医科学研究センター免疫恒常性研究チームの秋山 泰身 チームリーダーと東大生研の小林 徹也 准教授らの共同研究グループは、リンパ組織である「胸腺」が機能傷害を受けた後に修復する過程についての数理モデルを構築し、その解析により胸腺修復に重要な新たな機構を明らかにしました。
2019.12.06 プレスリリース 【記者発表】ガラス形成物質の遅いダイナミクスの謎に迫る ガラス転移点付近の低温の液体は、高温の状態に比べ液体を構成する粒子の動きが急激に遅くなり、粘性が何桁にもわたって増大することが知られています。田中 肇 教授、トン フア 特任研究員のグループは、その原因が、液体中に形成されパッキング能の高い構造の発達にあることを見出しました。
2019.11.29 プレスリリース 【記者発表】日本中の河川をいつでも誰でもモニタリング! ~『Today’s Earth - Japan』を公開~ 台風などによる洪水氾濫被害の軽減を目指し、#東大生研 とJAXAの共同研究グループは、日本の陸上における水循環を計算・推定するシステム「Today’s Earth - Japan」を公開しました。
2019.11.26 プレスリリース 【共同発表】揺らぎが結晶化を促進する ~結晶化の新しい制御法~(発表主体:首都大学東京) 首都大学東京理学研究科 栗田 玲 准教授、#東大生研 田中 肇 教授の研究グループは、古典結晶核形成理論では説明できない、揺らぎの存在による結晶核形成頻度の異常増大を発見しました。
2019.11.05 プレスリリース 【記者発表】ロータリーエバポレーターのマクロな回転で分子の右巻き、左巻きを制御! ―生命のホモキラリティー起源の候補を高い再現性で初めて実証― #東大生研 石井 和之 教授らのグループは、ロータリーエバポレーターのマクロな回転で、ねじれたキラル分子を合成することに成功しました。
2019.10.04 プレスリリース 【記者発表】半導体ヘテロ構造を用いた新しい原理の高効率冷却デバイスを開発 ~デバイスの過熱を防ぎ、省エネルギーと性能向上に貢献~ #東大生研 平川 一彦 教授らのグループは、新しい原理の冷却素子を開発しました。従来の固体冷却素子のおよそ10倍の高い冷却能力を持つと期待されています。
2019.08.30 プレスリリース 【記者発表】旋律を整えた赤外光で分子反応を操作 #東大生研 芦原 聡 准教授らのグループは、“波の形(音楽でいう旋律)”を整えた赤外光を用いて、分子振動を強く揺さぶり、分子の結合を切断すること(解離反応)に成功しました。
2019.06.25 プレスリリース 【共同発表】メタボリックシンドロームの未病を科学的に検出(発表主体:富山大学) 富山大学 小泉 准教授、奥 特命准教授、門脇 教授、齋藤 学長および東京大学 合原 教授らのグループは、生体信号の揺らぎに着目した数学理論により、実用的に簡易化したインデックスを用いて実データを解析することで、メタボリックシンドロームの未病を科学的に検出しました。
2019.06.10 プレスリリース 【共同発表】IGZOと次世代機能性材料を融合した新デバイスの開発に成功 ~メモリーデバイスの低消費電力化、高速化、大容量化に期待~(発表主体:科学技術振興機構) 小林 正治 准教授らは、極薄の金属酸化物半導体IGZOをチャネルとして、スイッチング特性に優れた高移動度なトランジスター型強誘電体メモリーの開発に成功しました。この技術によりIoTデバイスのエネルギー効率が飛躍的に向上し、より高度で充実したネットワーク、サービスの展開が期待されます。
2019.06.03 プレスリリース 【記者発表】ぎゅうぎゅう詰めにされた粒子群の構造的特徴 粒子がぎゅうぎゅうに詰め込まれると、満員電車の中の人のように互いが押し合うことで身動きが出来なくなり、粒子の集合体は固体のように振る舞うことが知られています。今回、田中 肇 教授らの研究グループは、この状態にどのような構造的な特徴があるかについて、粒子個々の振動のしやすさ(粒子の周りの柔らかさ)を定量化することで明らかにしました。